がん予防14か条
●がん予防14か条
がん予防14か条は米国ガン研究協会と世界ガン研究の共同研究による報告書「食品・栄養と癌予防」に記載された「癌にならないための国際的ガイドライン」のことです。がん予防14か条ではBMI(Body Mass Index)など数値目標が提示されている項目があり、実践しやすくなっています。
第1条
植物を主体とし、栄養が十分あり、多種類にわたる食物を食べる。
豊富な種類の栄養豊かな野菜・果物・豆類、そして最低限にしか加工されていないでんぷん質の主食を選ぶ。
第2条
成人の場合、体重が5キロ以上増えたり、減ったりしないように保つこと。BMIは18.5~25.0の間で維持すること。
BMI(Body Mass Index)は体重(キロ)を身長(メートル)の二乗で割った肥満度をあらわす指標です。例えば身長が1.60メートル、体重が50キロの場合、BMIは19.5となります。50÷(1.60×1.60)=19.5
第3条
体の活動の維持、生涯を通じて活動的な生活を送ること。
活発な運動を含み、身体活動レベル(PAL・PhysicalActivity Level)を1.75以上に保つこと。(PALは身体を動かすことに使われるカロリーと基礎代謝量との比率)仕事で体をあまり動かさない場合、毎日きびきびと1時間歩くか同等の運動をし、少なくとも1週間に1時間は精力的な運動をすること。
第4条
1年を通じ、種類豊かな野菜と果物を食べること。
総エネルギーの7%以上を果物と野菜から取るようにする。毎日5皿(サービング、もしくはポーションともいう)以上の野菜と果物を食べること。1皿は文字通り1皿と見えるくらいの量であるが、その量は個人の体格により異なる。生のものは1カップ、加熱したものは0.5カップが1皿の目安となる。
第5条
バラエティ豊かなでんぷん質食品や植物性のたんぱく質を食べること。
最低限の加工(あまり精製されていないもの)が望ましい。総エネルギー量の45~60%を取る。精製された砂糖からのエネルギーは全体の10%以下にすること。7皿以上の穀物・豆類・根菜・塊根(ジャガイモなど)・バナナなどを食べること。
第6条
アルコール飲酒は勧められない。
もし飲むならば、男性は1日に2杯以下、女性は1杯以下まで。男性は総エネルギーの5.0%、女性は総エネルギーの2.5%に当たる。
第7条
肉類(赤身のもの、牛肉や豚肉など)を食べる場合、1日に80グラム以下にする。
赤身の肉類のかわりに魚・鳥肉、または野生の動物の肉が好ましい。
第8条
脂肪と油は総エネルギーの10%以下に抑えること。
特に動物性の脂肪を控えること。適正な植物油を控えめに使うこと。
第9条
塩分を控えること。
塩漬けの食べ物を制限する。塩での味付けも控えること。1日の摂取量は、6グラム以下が好ましい。塩のかわりにハーブやスパイスで味付けをする。
第10条
腐敗しやすい食べ物の保存には十分気をつけること。腐敗しているものは食べないこと。
長く大気中に保存し、マイコトキシンにより腐敗している可能性がある食べ物は食べないこと。
第11条
腐敗しやすい食べ物はすぐ食べないのであれば冷蔵または冷凍で保存すること。
第12条
食品添加物や残留物ならびに化学物質による汚染に対する安全基準をもうけ、守られるようチェックする。
この基準が正しく守られていれば有害ではないが、不適切に用いられたり、もし規則通りに用いられなかった場合は有害となるおそれもある。特に経済上の発展途上国において言える。
第13条
魚、もしくは肉類を食べる場合には、低めの温度で料理する。
こげたものは食べず、肉類や魚を食べる場合は肉汁を燃やすことは避ける。直火で焼いたり、燻製または塩づけの肉類や魚は時々食べる程度に控える。
第14条
以上の項目に従った食生活をしていれば、栄養補助食品は必要ではなく、がんのリスクを減少させるための役にはたたないと思われる。
