抗酸化物質とファイトケミカル・がん予防

抗酸化物質とファイトケミカル

●抗酸化物質
抗酸化物質にはがんの一因と言われる活性酸素を消去する働きがあります。活性酸素は体内に細菌・ウィルスが侵入した場合、体を守る働きがあります。しかし抗酸化物質が過剰になると正常な細胞を攻撃したり、がんの原因となることがあります。また活性酸素は体を酸化させ、老化のスピードを速めたりします。活性酸素はがんなどのさまざまな病気の原因となるのです。人が健康な生活を送るには活性酸素を消去する抗酸化物質が必要不可欠なのです。なお抗酸化物質は体内抗酸化酵素・ビタミンとミネラル・ファイトケミカル(植物化学栄養素)に分類されます。

体内抗酸化酵素にはSOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)・カタラーゼ・グルタチオンペルオキシターゼなどがあります。

ビタミンとミネラルにはビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・葉酸・セレンなどがあります。

ファイトケミカル(植物化学栄養素)にはアルファカロテン・ベータカロテン・ガンマーカロテン・リコピン・キサントフィル・フラボノイド・カテキン・タンニン・アントシアニン・イソフラボン・ケルセチン・ブドウ種子・イチョウ葉・海岸松樹皮(ピクノジェノール)などがあります。

●ファイトケミカル
ファイトケミカルのファイトはギリシャ語で植物です。ケミカルは化学物質という意味です。つまりファイトケミカルは植物が作り出す化学物質ということです。植物は一般的に自由に移動できず、太陽光線に晒されたり、昆虫などに攻撃されながら存在しています。植物は外敵からの攻撃から身を守る為に生み出したのがファイトケミカルなのです。ファイトケミカルは植物の色素や香り成分などに含まれています。なおファイトケミカルはポリフェノール・含硫化合物・脂質関連物質(カロチノイド類)・糖関連物質・アミノ酸関連物質・香気成分に分類されます。

ポリフェノールにはアントシアニン(ブルーベリー・ブドウ・ナス・赤じそ・小豆など)・ケルセチン(玉ねぎ・ブロッコリーなど)・ルチン(アスパラガス・そばなど)・エリオシトリン(レモン・ライムなど)・ルテリオン(シソ・春菊・セロリ・ピーマンなど)・カテキン(緑茶・紅茶・ウーロン茶・カカオなど)・イソフラボン(大豆・黒豆など)・カルコン(明日葉など)・クロロゲン酸(ゴボウ・サツマイモなど)・ロズマリン酸(赤じそなど)・セサミン(ごまなど)・クルクミン(ウコン(ターメリック)など)・タンニン(緑茶・赤ワイン・よもぎなど)・フェルラ酸(玄米・米ぬか・日本酒など)・カカオマスポリフェノール(ココア・チョコレートなど)などがあります。

含硫化合物にはスルフォラファン(ブロッコリー・キャベツなど)・アリルイソチオシアネート(わさびなど)・メチルシステインスルホキシド(ニンニク・青ねぎなど)などがあります。

脂質関連物質(カロチノイド類)にはベータカロテン(ニンジン・カボチャなど)・リコピン(トマト・柿・スイカなど)・ベータクリプトキサンチン(ミカン・八朔など)・カプサンシン(赤ピーマン・唐辛子など)・アスタキサンチン(鮭・タイ・イクラなど)・ルテイン(トウモロコシ・ほうれん草・ブロッコリーなど)などがあります。

糖関連物質にはフコイダン(海藻など)・ベータグルカン(キノコなど)・ペクチン(リンゴなど)などがあります。

アミノ酸関連物質にはタウリン(魚介類・タコ・イカなど)・グルタチオン(レバーなど)などがあります。

香気成分にはオイゲノール(バナナなど)・リモネン(柑橘類など)・ジンゲロール(生姜など)などがあります。

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